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Manuel Heuer

Manuel Heuer

Chief Operating Officer

マインドフルネス:今この瞬間への旅

Wheel of LifeTMのブログは今回で7回目、最終回となりました。最後のテーマはマインドフルネスです。

瞑想やマインドフルネスは決して新しいプラクティスではありません。考古学者によれば、瞑想の始まりは前5000年頃紀元さかのぼります。西洋で生まれたこのプラクティスは世界中に広まり、近年では広く一般的となりました。

コンセプトを紐解いてみると、瞑想は一連のテクニックと定義することができます。それは、自分の内側に意識を向け、深く集中することを目的としたテクニックで、様々な種類の瞑想・マインドフルネスのテクニックが存在します。それらはすべて、今の瞬間に意識を向け、決めつけることなくただ受け入れ、それを感じることを促すものです。

ほとんどのことはマインドフルに行える

広義のマインドフルネスには日常生活も含まれます。日々のさまざまなこと、例えば食事、自動車の運転、洗濯ですら、私たちはマインドフルに行うことができます。マインドフルでいるということはつまり、決めつけず、気を散らさず、そのままを受け入れて、耳で、鼻で、目で、そして触って感じる今に集中することです。

瞑想とマインドフルネスのメリット

1960年代になって、医療に活用するための瞑想が研究され始めました。その頃、深い瞑想が深いトランス状態を発生させ、それによって人は痛みに反応しなくなることをインドの研究者が発見しました。

それでも、科学者たちは眉をひそめていました。しかし1976年ハーバードメディカルスクールのベンソン博士の研究が発表されて状況が変わります。彼の研究から、瞑想状態の人々の酸素必要量は17%少なく、心拍数は低くなり、睡眠を促す脳波は上昇することが分かりました。ベンソン博士は「The Relaxation Response」を出版し、Mind/Body Medical Instituteを創設、生物学における瞑想のメリットに関するパイオニアとして活躍しています。

それ以来、多くの瞑想とマインドフルネスに関する科学的研究が行われています。

例を挙げると、最近のJournal of Neuroscienceに、からだの痛み軽減に関するマインドフルネスの効果が掲載されています。

そしてプラクティスを4日間連続して行うと、マインドフルネス状態が脳に好影響をもたらすことも分かっています。

慢性疾患にも効果があります。マインドフルネスに症状を軽減する効果があるとされ、病状と上手くつきあう手段として証明されているのです。

マインドフルネスは、認知セラピーにも取り入れられています。マインドフルネスベースのセラピーがうつ病のような精神不調の再発を減少させるという報告があります。マインドフルネスベースのセラピーを受けた患者はうつ病エピソードが増加することなく、気分が良くなり、クオリティ・オブ・ライフも改善されました。

マインドフルネスは、てんかん、気分および不安障害、自己免疫疾患、慢性疾患などの患者を助けることが証明されています。

現代では頻繁に起こるストレス。多くが経済的な問題と関連しています。このストレスがさまざまな疾病の深刻な前兆になってしまうかもしれません。例えば、心理的なストレスにさらされている人は、急性呼吸器感染症のリスクが高まるという報告もあります。

マインドフルネスや瞑想のテクニックはまた、からだ全体の症状を軽減するという別の研究があります。てんかんや月経前症候群、更年期障害、気分および不安障害、自己免疫疾患、腫瘍性疾患における感情障害の患者への効果が証明されています。

その他のマインドフルネスアクティビティ

伝統的なマインドフルネスのプラクティスに加え、定期的にヨガや呼吸エクササイズを行うことも大きなメリットがあります。

マインドフルネスのテクニックも含まれているヨガのプラクティス。筋肉強化、からだの柔軟性アップ、呼吸機能や心血管機能の改善、回復促進、依存や中毒の治療、ストレスや不安、うつ気分や慢性的な痛みの減少、そしてウェルビーイング全体とクオリティ・オブ・ライフの向上。これらに効果があることが科学的に証明されています。

さらにヨガは呼吸エクササイズにフォーカスしているので、ヨガそのもののメリットも大きいです。たった一度の呼吸エクササイズですら、血圧低下、心拍変動と酸素化の上昇、肺機能の改善、心肺フィットネスと呼吸筋を発達させることが生理学的に証明されています

内面への旅

私たちdacadooは、からだ全体の健康にフォーカスしています。ですからプラットフォームユーザーのマインドフルネススコアは最重要です。マインドフルネスが健康にもたらすメリットを考慮して、ユーザーが内面への旅に出るための専用の目標を用意しました。ヨガや短い瞑想、リラクゼーションミュージックなど、ユーザーはさまざまな目標を選んで、少しずつマインドフルネスを日常生活に取り入れていくことができます。もちろんユーザーの旅が順調に進むよう、スマートデジタルコーチが一歩一歩手助けしてくれます。

利用を開始すると、ユーザーは専門家が監修した質問に回答します。そこから最初のマインドフルネススコアが算出され、どれほどストレスにさらされているか、自分や将来を前向きに感じているか、どれほど活発であるかが分かります。

企業のウェルネスプログラムとしてWheel of LifeTMを導入することは、従業員のマインドフルネス向上の後押しになります。マインドフルネスをプラクティスすると、従業員は能力を発揮し、ストレスや極度の疲労を感じることも減り、チーム連携も向上、ウェルビーイング全体が改善されたという科学的な研究もあります。

もちろん生命保険会社にとっても大きなメリットがあります。前述のように、マインドフルネスはさまざまな肉体的精神的症状を持つ人々の日常をより良くします。契約者は肩の力を抜くことができるようになったり、不安をコントロールしたり、自分で症状への対処ができるようになったり…つまり医療費の削減につながるでしょう。

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